◇ 個人タクシーを目指しませんか!?
 ゆくゆくは個人タクシーになりたいけれど、10年無事故無違反じゃなきゃダメ? 資金はどれだけ必要?等々、いろいろ噂は聞くけど漠然としてよく分からない、自分には無理・・・と思っている方は、ぜひご一読下さい。

 

◇ 個人タクシー事業者になるということは

 個人タクシーになるとは具体的にどういうことでしょうか? 今、みなさんが勤務されている会社での「運転者」という業務は変わりません。変わるのは車両の維持管理・運行管理・申告業務等、意識しないで普段会社に任せていることを全て自己管理のもとに行う「経営者」になるという点です。もちろん健全な経営を進めていく上で健康管理も欠かせません。
 今まで会社に任せていた部分を確実にこなせなければならないので、それに関する知識を「試験」で、「経営者」としての資格を「事業計画の申請」という形で審査され、一定の基準に達すれば事業開始が許可されます。

 

◇  「新規許可」と「譲渡譲受認可」

 個人タクシーになるには、従来「新規許可」と「譲渡譲受認可・相続認可」がありましたが、多くの地区が実質「新規許可」を認めない「特定地域・準特定地域」の指定を受けていて景気動向が好転しない限り「譲渡譲受認可・相続認可」のみになっていました。しかし現在、業界の要請が一部認められ「特例新規枠」が時限的ですが「新規許可」を受けられる可能性もあります。

 審査要件は同一なので、資格要件と申請から認可までの概要を説明します。

 

◇ 資格要件基本事項

  1.年 齢 制 限  申請日現在65歳未満であること。

  2.運転の経歴  有効な普通第二種免許を有していること。

              タクシー等の運転経歴が10年以上であること。

             (年齢区分で細かい規定あり。)

  3.無事故無違反  申請日以前一定期間 (年齢区分で細かい規定あり。)

              道路交通法による違反及び事故がないこと。

  4.事 業 資 金   申請日までに一定の資金(200万円以上)を有し、

              認可を受ける公示日まで確保していること。